天の迷宮冒険デイリー＜休止中＞

春休みから、３回シリーズでお届けしている『ドキュメント進級』。

タイトルこそ、ちょっぴりシャレた感じになっていますが、
高校１年最後の１週間から高２の始業式までのエピソードを
ただひたすらに、日記風で書いていこうと思います。
時たま、タメた言い方が出て来るかもしれませんが、お付き合い下さい。

第３回の今回は、
“高校２年生の春、新しいステージへ”です。

＜Ｔｕｅｓｄａｙ，Ａｐｒｉｌ　７，２００９＞
今日は、“春休み最終日”！
お昼には、何となく予想していた電話が・・・。

春休みの最後は、『花ざかりの君たちへ』の再放送で楽しんだ。
本放送をされていた当時が、懐かしい・・・。

＜Ｗｅｄｎｅｓｄａｙ，Ａｐｒｉｌ　８，２００９＞
あっという間の“春休み”が終わり、いよいよ新学期。
約束通り、同級生と一緒に学校へ向かう。

２人で会話しようとするが、なかなか話が続かない・・・。
ちょうど１年前も２人で緊張しながら、通学路を走り抜けた。

ボクは、あの時と同じような
緊張感と“漠然とした不安”でいっぱいだった。
「どんなクラスになるだろう？」「担任は誰だろう？」などと、考えながら・・・

いつもの自転車庫にチャリを置き、いよいよ“緊張の瞬間”！
ちょっぴりドキドキしながら、群がる同級生たちをかき分けながら、
クラス分けが書かれた、ゲタ箱の紙に目をやる・・・。

どうやら、朝一緒にきた同級生は、同じクラスらしい。
さらに、１年の時に仲良かったメンバーも結構いる！
担任は１年の時と同じだけど、まぁ満足。

ただ、“アノ人”とは同じクラスになれなかったけど・・・むしろこれで良かった。
この機会で、もう吹っ切れたし・・・なんて、冗談。
そんな“出会い”があるわけないか。
＜※ここだけは、フィクション！ということにしといて下さい＞

ボクの“漠然とした不安”はいつの間にか、どこかへ飛んでしまっていた。
今年もまた、“最高のクラス”になるかもしれない。
教室に着いて、今回も同じクラスになった仲間たちと
談笑しながら、そんなことを考えていた。

みんなの興奮冷めやらぬまま、始まった『始業式』。
校長先生の長い話の間、しーんと静まり返った体育館には、
先生の声とそばの道路を通るトラックの音だけが響く。

やがて、やたらに人数が多い，今年度の先生たちの紹介が始まる。
午後からの『入学式』に備えて、壇上に立てられている
金屏風の前に並ぶのは、緊張気味の新任の先生たち。
今年度は、ユニークな先生が多いようだ。
続いて、留学生の紹介も始まる。
うちのクラスにも、一人の女子が入ることになった。

「始業式」が終わると、一部のクラスが残らされて、
午後からの『入学式』の準備にかかる。
ボクのクラスも、その担当だ。

一定の間隔を置いて、並べるイス。
昨年、戸惑いを隠せないまま、新入生として臨んだ「入学式」。
先輩たちも、こんな手間がかかる作業をしていたのかと、しみじみ思った。

今日から、高校２年生。後輩も出来る。
今年度は、“進路”を決断しなくてはならない１年。
でも、“海外研修旅行”もあるし、「学園祭」ではその中心となる。

高校の３年間の中では、一番楽しい１年になるんだろう。
今年は思いっきり、“青春”を楽しみたい！

すっかり暖かくなり、菜の花がきれいに咲き誇り、
モンシロチョウも２匹で姿を見せ始める季節。

満開になりつつある、桜の木の下を自転車で走り抜けながら、
そんな期待感に胸を膨らませていた・・・。

≪ドキュメント進級　次回へ続く≫
※次回は来週２４日（金）、特別編（最終回）です。