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日本のプロ野球界で起きた、様々な事件を振り返る『プロ野球事件簿』。
第４回は、２００３年の「ホークス、記録づくしの１年」をお届けします。

ボクが応援している「福岡ソフトバンクホークス」。
２００３年は当時ダイエーだった、ホークスが様々な新記録を打ち出した１年でした。

この年は主砲・小久保選手の長期離脱があり、先行きが不安視されていたホークス。
選手たちは帽子に、小久保選手の背番号９を書き込み、団結し，シーズンに臨みました。

すると次々と生まれる、大熱戦や新記録。
挙句の果てには、全球団勝ち越しによる『リーグ優勝＆日本一』を達成しました。
ここで主な記録を紹介します・・・

☆史上初！１００打点カルテット誕生！！
当時，ホークスの主力選手だった、井口・松中・城島・バルデスの４選手が、
全員１００打点以上をマーク。しかも、４選手とも，打率３割をマークし、優勝に大きく貢献しました。

☆エース・斉藤和巳復活！投手６冠王達成！！
今シーズンはけがのため，出場していませんが、ホークスのエース・斉藤選手がこの年、
勝利数・防御率・奪三振・勝率・完封数の５項目で、見事「投手５冠王」をモノにしました。
特に勝利数では、セ・リーグの井川（阪神）と並ぶ，リーグトップの２０勝（３敗）を達成。
この年の「沢村賞」も受賞するなど、大活躍の１年でした。

これだけでは終わらない！続いては「猛打爆発」の大熱戦を紹介。

☆８点差を大逆転！ネルソン、サヨナラヒット！！
２００３年５月１４日の対近鉄戦。
前半だけで８点のリードを許していたホークス。
しかし、６・７回に城島のホームランなどで４点を返すと、最終回，満塁の場面で、
城島が３点タイムリーの２塁打、大道の同点２塁打が生まれると、２アウトから
不調に苦しんでいた助っ人・ネルソンがサヨナラヒットを放ち、見事な逆転勝ちを収めました。

☆初回に一挙１１点！プロ野球新記録・３２安打で快勝！！
２００３年７月２７日の対オリックス戦。
ホークスは初回に一挙１１点を追加。その後も得点を重ね、記録づくしの３２安打２６得点で快勝！
その時のスコアボードはこちら。



これでも十分すごいのですが、この試合の再現のようなゲームがわずか５日後に・・・

☆今度は１試合２９得点！夜空に花火連発！！
８月１日の一戦。相手はまたもやオリックス。このゲームでも、猛打が爆発！
１試合７発のホームランで、日本記録タイ・リーグ新記録の２９得点で再び快勝！
同じく、この試合のスコアボードはこちら。

ダイエー　　７　８　８　０　０　１　１　０　４　　２９　３１　０
オリックス　０　０　０　０　０　０　０　０　１　　　１　　５　４

これぞまさに「大事件」！多発の１年でした。
しかし、その後，「主力選手移籍」が相次ぎ、こんなゲームは見られなくなりました。
でも，今シーズンは特に「サヨナラ勝ち」を多く，粘り強かったホークス。
来シーズンこそは、優勝目指して，頑張ってもらいたいです。

これまで４回シリーズでお届けした『プロ野球事件簿』は本日にて終了となります。
またの機会、お届けできたらなぁと思います。